仕事の完成

システム完成について説明します。

 システムが完成しているかどうかは非常に重要なポイントです。請負契約の場合、システムが完成しなければ、開発費用を請求できないからです。

 

問題点

1.システムの完成がなぜ問題になるのか?

2.システムの完成はどう判断されるのか?

3.検収してもらえない場合の救済策は?

 

1.システムの完成がなぜ問題になるのか?

 請負契約の場合、成果物が完成しなければ報酬請求権は発生しません。
ですので、成果物が完成しているかどうかは極めて重要です。

 

2.システム完成はどう判断されるのか?

 それでは、システムの完成はどう判断されるのでしょうか。

 良くあるのは、「バグが多いので完成していない」とユーザ-が主張するケースです。

 ベンダーからすれば、一通りできたから完成だろうといいたいところです。

 このような場合、具体的に請負契約では、

 予定された工程が終わっているかで判断されることになります。

 システム開発でいえば、検収が終わっていれば完成と評価できるでしょう。
 それ以降のバグが多いか否かは、「瑕疵」の問題となります。

 

3.検収未了

 では、検収未了の場合はどうでしょうか。

 検収はユーザーが行うものですから、ユーザーが検収を拒否すれば、完成とはいえず、
 報酬も請求出来なそうです。

 しかし、それでは、ベンダーも困ってしまいます。

 このような場合、ユーザー作業を前提とせずに行うことの出来る作業が完了すれば、
 完成と評価できるとした裁判例があります。

 

まとめ

 請負契約では、報酬請求にシステムの完成が必要

 検収の終了が目安だが、検収を拒否されても救済策あり